|
□元代の青花
現時点の研究では染付の起源とされ、異民族統治のもと飛躍的な装飾技法の発展を遂げました。主な輸出先であったイスラム圏の影響を受けながら、さまざまな器形や文様を生みだし、一つの様式をつくり上げています
□明代の青花
御器廠のおかれた景徳鎮を中心とし元代に発展した青花磁をさらに洗練させていった永楽・宣徳期、青花の新たな展開ともいえる成化期、そして民窯の力が増した嘉靖期など、明代を10期に分けることができ、その様式の特徴やその原因はさまざまです
□明末清初の青花
国の乱れとともに崩れていった官窯体系も、清朝に入って、それまでの技術を改めて集大成させ、「精磁」と呼ばれるほどに精緻に富んだ厳しい磁器を生みだしていきました。しかしながら、色釉がその生産の中心となるにつれ青花磁は生産は徐々に民窯へと移っていくこととなります
□青花の顔料
一般にコバルト呼ばれる顔料は、鉄・マンガン・珪石等の不純物を多く含んでおりコバルトの成分はむしろ低い。これらの不純物の成分比率により顔料としての特徴があらわれ、またそれぞれの産出地をある程度特定することができます。
| |
回回青 |
元 |
| |
蘇麻離青 |
永楽・宣徳・成化 |
| |
陂塘青(平等青) |
成化・弘治・正徳 |
| |
無名子(石子青) |
正徳・嘉靖 |
| |
回青(回回青) |
正徳・嘉靖・隆慶・萬暦 |
| |
浙青 |
萬暦 |
□民窯
磁都と称された景徳鎮には官窯と民窯とが存在し、それぞれの役割の下、さまざまな青花磁がつくられていました。民窯は技術的に遅れをとっていた分、その自由な活動が許されており、中国本土より遠くアフリカまでの広い範囲で需要を満たしていたことが分かっています。
|