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□李朝文具
李朝は500年もの長い間、文官が政権を支配し、儒学を中心とした学問が栄えた歴史的にも貴重な時代である。そのような背景の中、多くの優れた文房具が生み出されていった。李朝文具は後期から末期にかけて特に多く作られ、そのほとんどは分院窯で焼かれたものと考えられる。器形・文様ともに実に多彩であり、様式にとらわれない変化に富んだ意匠を見せる。
□李朝染付
15世紀なかばごろ出現した。当初は中国陶磁の影響を強く受けながらも、胎地、釉薬、器形ともに精選され、技術的にも芸術的にも品質の高い染付磁器をつくりている。こののちさまざまな外憂に悩まされつつも、金沙里、そして分院といった官窯を長期間に亘って維持し、少しずつそのかたちを変えながら、李朝独特の温もりと優しさをもった様式を生み出すに至った。
□粉青沙器
「粉粧灰青沙器」の略称。鉄分の多い鼠色の陶土に白土を化粧掛けし、その上から透明釉を施して焼成したもの。日本では一般に三島・刷毛目などと呼ばれ、古くから茶人に愛されてきた。
14世紀末、釉胎が硬質化しはじめた高麗青磁を母胎とし、粉青象嵌へと移行。その後15世紀初頃より粉青印花といった白土装飾が行われるようになり、李朝様式を確立していく。その装飾方法は多様でどれも型にとらわれない自由な造形をなし、奔放な中に力強さを感じさせる。15世紀後半に官窯で白磁が作られはじめると粉青刷毛目や粉青鉄絵などが展開し、その後、16世紀末の壬辰の乱を機に衰退していった。
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