東洋陶磁のコレクション展示
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ライブラリ

平野古陶軒のライブラリは、中国陶磁・李朝陶磁をはじめとする東洋古美術の代表的なジャンルを、歴史的背景や見どころとともにご紹介するページです。とりわけこれらの陶磁については、ウェブ上でまとまった形の情報を得られる機会があまり多くありません。そこで、長年にわたり数多くの古美術品と向き合ってきた経験をもとに、体系立てて学んでいただけるよう資料としてまとめました。玉石・青銅器・漆工芸といった中国の工芸から、唐三彩や磁州窯・耀州窯などの陶磁器、そして朝鮮半島に伝わる陶磁まで、幅広いジャンルを網羅しています。初めて古美術に触れる方にも、専門的な知識をさらに深めたい方にも、お役立ていただける内容を目指しています。

  • 01
    CHINESE JADE

    中国玉石とは

    中国において玉(ぎょく)は、単なる鉱物としてではなく、古来より徳性を宿す特別な存在として扱われてきました。現存最古の字書『説文解字』には、玉を「石の美にして五徳あるもの」とし、仁・義・智・勇・潔の五つの徳を体現するものと記されています。

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  • 02
    CHINESE BRONZE

    中国青銅器とは

    古代中国では紀元前21世紀頃には既に青銅器文明が存在し、その後鉄器と入れ替わる戦国時代までの数百年にわたり、時代ごとの背景を映した形・文様・銘文が育まれていきました。中国青銅器はほかに類を見ない圧倒的な存在感を放ち、祭器・礼器としての役割を十分に果たしていたことが容易に想像されます。

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  • 03
    CHINESE LACQUER

    中国漆工芸とは

    中国における漆器の製作は、およそ六千年前にまで遡るとされ、これを裏付ける遺品もいくつか発見されています。近年、中国の漆芸に対する関心は世界的にも著しく高まり、その研究も着々と進められてきました。ここでは、彫漆・平脱・沈金・存星・螺鈿・蒟醤といった代表的な加飾技法を紹介しながら、高い美意識と巧みな技巧から生まれた中国漆工芸の美しさをお伝えします。

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  • 04
    TANG SANCAI

    唐三彩とは

    中国・唐代につくられた低火度焼成の三彩陶のことです。陶質の素地に白化粧あるいは透明釉を掛けたのち、緑や褐色の鉛釉を加えることで三つの色が互いに入り混じり、独特の文様をあらわします。コバルトの藍釉が加わったものや、緑・白、青・白といった二彩のものも含めて「三彩」と呼ぶことが一般的です。

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  • 05
    CIZHOU WARE

    磁州窯とは

    中国・河北省磁県彭城鎮を中心とした、華北最大の窯場です。特定の窯を指す名称ではなく、この地域でつくられた製品全体の総称として用いられることが多くあります。隋代には隋青磁がつくられていましたが、一般には唐末期より磁州窯磁としての製品が盛んに焼かれるようになりました。

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  • 06
    YAOZHOU WARE

    耀州窯とは

    中国陝西省耀県銅川市附近に分布し、中国陶磁史において有名な窯場です。唐から元・明に至るまでの長期間にわたり活動し、その作風は華北・華南に影響を与え隆盛をきわめました。初唐には黒釉磁、盛唐には三彩や素胎黒花がつくられ、中唐には青磁が登場します。

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  • 07
    BLUE AND WHITE

    青花とは

    白磁の釉下にコバルトで絵付けを施した磁器のことで、青花とは中国における染付の呼称です。元代に始められた技法で、当時、西方ペルシャより輸入されたコバルトを用い、濃厚な青で複雑な文様をあらわしたものが多く、重厚な器形と調和し力感に満ちています。

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  • 08
    WUCAI

    五彩とは

    白磁の釉上に赤や緑、黄色などの上絵具で文様を描き、低温度の窯で焼きつけたもので、日本では赤絵と呼ばれます。5つの色を使っているために五彩と呼ばれるわけではなく、多くの色で彩るという意味です。明代以降、景徳鎮を中心として盛んになり、嘉靖期には金彩を加えた金襴手なども登場しました。

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  • 09
    KO-SOMETSUKE

    古染付とは

    一般に中国・明末の天啓年間(1621~27)あるいは崇禎年間(1628~44)頃につくられ、江西・景徳鎮の民窯で焼かれた染付磁器のことをいいます。南方民窯の呉須手とは区別されます。高砂手・桜川水指・羅漢手の反鉢・魚形の向付など、明らかに日本向けとされるものも含まれ、重厚なつくりと、陶工の意匠を素直にあらわした飄逸みにあふれる文様が特徴です。

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  • 10
    KORYO CERAMICS

    高麗陶磁とは

    10世紀頃より中国・越州窯の影響を受けながら、12世紀には「翡色青磁」と呼ばれる高麗独自の青磁をつくりだすようになります。なかでも特に注目されるのが、素地の表面を彫り、白土・赤土などをその部分に嵌め込んで文様をあらわし、最後に青磁釉を掛けて焼成する象嵌青磁です。

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  • 11
    JOSEON CERAMICS

    李朝陶磁とは

    高麗青磁から転化したと考えられる粉青沙器は、李朝初期の主流をなしました。これらは日本で三島・刷毛目・粉引などと呼ばれ、茶陶として深く親しまれています。鉄分を多く含んだ鼠色の素地に、白土の象嵌および化粧掛けが特徴です。

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